紅白歌八百長について再びつづる。
こんばんは。
今年も残すところあと15日となりました。
今日は再び紅白歌八百長についてつづる。
前回記事はこちら。
紅白歌八百長の出演者は、実力や人気は二の次と言われている。
2年ほど前に「週刊金曜日」で読んだことがあるのだが、第一は「芸能事務所や音楽コンテンツ企業の力関係」なのだそうだ。
よく「ジャニーズ枠」とか、最近では「AKB枠」とか言われるやつですな。
ここ2、3年は「声優・アニメソング枠」も加わってきたと思う。
水樹奈々氏は3年連続出演されるし(彼女が出演しているEテレの海外ドラマ「アイ・カーリー」は私も見てますよ)、主題歌の方は昨年「進撃の巨人」今年「妖怪ウォッチ(あ、これはゲームソフトか)」「アナと雪の女王」が出ますね。
近年になって「声優・アニメソング枠」が作られたのは、2005年の「スキウタ騒動」の禍根なのではないかと私は思っている。
この時NHKは「八百長」を脱しようと視聴者に直接「どんな曲を大みそかに聴きたいか」をアンケートする「スキウタ」を実施していた。
そこにあるオタ向けアニメの主題歌をごり押しする組織票を投じたことが話題となった。
数年間、NHKはこの「アニメファンの声」を黙殺したが、2010年代に入ってやはり「アニメファンの声」を黙殺するわけにはいかず、ついに「声優・アニメソング枠」が作られた、というわけだ。
勿論それ以前にアニメソングは紅白歌八百長でも歌われた。(森口博子氏が出演された時は確か「機動戦士ガンダムF91」の主題歌だった)しかし、NHKニュースで紹介されるときに「これはアニメの主題歌でした」と紹介することはなかったと思う。
今では「今年人気だった作品○○の主題歌」と普通に紹介するようになったから、隔世の感がある。
とにかく、紅白歌八百長は人気・実力を持った歌手が一堂に集まるイベントではなく、「枠」によって割り振られれば人気・実力が伴わなくても出演できるイベントであることを肝に銘じておこう。
それではまた。