任天堂「amiibo」が「課金煽り地獄」の最たるものになるのではないか。
この間、「”基本無料”の恐ろしさ」について綴らせてもらった。
この記事の中で、「任天堂も基本無料路線に参入するようになった」という趣旨のことを綴った。
実は、その任天堂が、「課金煽り地獄」の最悪のケースを作り出してしまうのではないかと危惧している。
任天堂はゲーム連動フィギュア「amiibo(アミーボ)」を展開している。
この「amiibo」の売り上げが好調らしい。
任天堂の業績回復にも貢献している。
現在のところは「事件」は発生していないようだが、後々恐ろしい事件がこの「amiibo」から発生するのではないか。
私はそう思えてならないのだ。
この手の「フィギュア連動ゲーム最悪の事件」には前例がある。
「仮面ライダーサモンライド」である。
詳しいことはリンク先の記事を見てもらえれば分かるのだが、「ファンタジー世界に仮面ライダーが浮いている*1」こともさることながら、一番の問題は…
「別売りのフィギュアを買い集めないとまともにクリアすることすらできない」
ことではないだろうか。
仮面ライダーの件は「オフラインの基本ソロプレイゲーム」だから「この程度」で済んだ。
しかし「amiibo」を使った「オンライン協力プレイor対戦プレイゲーム」において、「amiiboを買わなければまともに攻略することすらかなわない」「ある特定のamiiboコンテンツが強すぎて対戦では無敵状態」という事態が発生したら何が起こるか。
- まずは「対象のフィギュアを使用しないと村八分にされる・戦犯として各所でさらされる」事態が起こる。
- 次に「対象のフィギュアの高値転売」が各所で発生する。
- 対象のフィギュアを巡っていろいろな犯罪・トラブルが巻き起こる
- etcetc…
幸い、現在の「amiibo」対応オンラインゲーム(「スプラトゥーン」など)ではこのような事態は起こっていないが、たとえ「自分はゲームバランスを崩壊させるつもりはなかった」とメーカー側が言っても、こういったことはユーザー側が「研究」を重ねてどうしても見つけてしまう。
現在の任天堂社長は銀行出身だという。
銀行出身の経営者は「保身」と「確実な結果」を求めることは日本のビジネス界が示している通りだ。
むしろこういう事態を「煽る」こともやりかねないことを私は危惧しているのだ。
まあ、バーチャルコンソール事業に全然力を入れず、「遺産を後世に残す」ことを放棄した任天堂を私は見限っていますけどね。
それでは。