NHKの思い出(29)時代劇「天晴れ夜十郎」
おはようございます。¡Buenos dias!
そろそろパソコンも限界が来たようだ。ノートパソコンなのだが、バッテリーが経年劣化してバッテリーを挿入しているままだと立ち上がらなくなった。*1
本当は今夏、「特別給付金」が入ったときに買い替える予定だったのだが、うつ病に陥り買い替えどころではなくなったんだよね…
sgtyamabuunyan2nd.hatenadiary.jp
今回はNHKの思い出を綴る。
天晴れ夜十郎
最近の漫画やライトノベルの作品たちは、
「異世界転生」
が主流らしい。
ぶっちゃけ、主人公が死ぬか、あるいは何か超常現象がきっかけで「異世界」に転移し、その先で大活躍する、という作品群。
さて、NHKは今でも地上波チャンネルで時代劇作品を放送し続けているのであるが*2、私がかつて視聴したNHKの時代劇にも、「異世界転生」がテーマとなった作品があった。「異世界転生」というより「タイムスリップ」であるが。
タイトルは「天晴れ夜十郎」。
「半村良」氏の小説「講談
主演は「阿部寛」氏。
こちらは悪者が「異世界」で好き勝手
主人公は突然、ある石碑の近くに倒れていた。
地元の人たちに介抱され、「夜中に石碑の近くにいたから」と「碑夜十郎」と呼ばれるようになる。
地元の人の話では、代官である「
夜十郎と、仲間たちの活躍で代官の企みを挫き、ついに代官と対峙。
その代官の正体は、夜十郎同様に現代からタイムスリップしてきた者だった。
その時の台詞は大体こんなものだった。
「お前、プロ野球はどこのファンだ?巨人か?それとも西武ライオンズか?」
つまりこの代官は現代から「転生(転移とも)」してきたことをいいことに好き勝手私腹を肥やしていたわけだ。
のちの「異世界転生ものの主人公キャラ」に通ずるものがある。
「故・杉浦日向子」氏が時代考証を担当
そして、もう一つこの作品の特色は、「故・杉浦日向子」氏が時代考証を担当していたこと。
同じ時期に放送していた「コメディーお江戸でござる」において、コント終了後のトークコーナーで「実際の江戸時代にはそういう習慣はなかったんですよ?」とツッコミを入れる民間の「江戸文化・風俗研究家」である。
実際、作品内で出される熱燗は陶器の「とっくり」ではなく金属製の入れ物「ちろり」が用いられたり、悪者側の「岡っ引き」の十手には房が付いていなかったりと、「お江戸でござる」で指摘したツッコミがふんだんに取り入れられている。
もはや地上波向けで時代劇コンテンツを作っているのはNHKだけ
それにしても、いまや地上波テレビで時代劇コンテンツを作っているのはNHKだけである。
一方で、CSの「時代劇専門チャンネル」では過去のテレビ・映画の時代劇作品の放映とともにオリジナル作品の制作もしている。
これからは時代劇もスポーツ観戦同様に「専門チャンネルで料金を支払い、ディープに楽しむ」ものになるのだろうか。
それでは次回。
*1:電源を入れた後、メーカーロゴから進まない。
*2:ただ、最近はまず「BSプレミアム」で放送後、地上波に回されるケースが多い。