私とゲーム・第八回「デジタルゲームとの一時的別離」
夜明け前です。おはようございます。
第八回「デジタルゲームとの一時的別離」
90年代半ば以降、デジタルゲーム市場を完全に支配したソニーコンピュータエンタテインメント。
2000年代に入っても勢いは衰えることなく、「プレイステーション2」でゲームとともにDVDビデオ市場も開拓する快挙を見せた。
2004年度の「日経シェア調査」によると、「家庭用据え置きゲーム機市場」において、ソニーコンピュータエンタテインメントのシェアは80%以上。もはや巨人というべき存在だった。
発売されるゲームソフトも膨大になっていた。いろんなメーカーから、いろんなジャンルのゲームが発売されていた。
まさに、「すべてのゲームはプレイステーションに通ず」という状態だった。
この頃、私は純粋にゲームを楽しめないでいた。
いわゆる「趣味」として気軽にできるものではなくなっていたからだ。
一作一作真剣にプレイしなければならず疲労感が半端なかった。
原因はわからない。
そして、以前にもつづったように、「テイルズオブデスティニー2」を最後までプレイしたとき*1、エンディングを見ている最中に幻聴のような声が聞こえてきた。
これが以前の記事。
「お前は人生を損している。RPGなんてやってて楽しいか。そんなゲームをクリアしたところで祝福されるのは主人公キャラだけだ。お前自身は何も祝福されないうえに、人生の大切な時間を無駄にしているだけだということがわからないのか?」
リセット禁煙などでいわれる「気づき」とはこういうことを言うんだろう。
この頃から、私の心はデジタルゲームから離れ、アナログゲームに傾倒することになる。
*1:あくまでもストーリー本編である。他にもサブイベントや裏のボス敵も存在する。