NHKの思い出・第22回「ら抜き言葉」
おはようございます。¡Buenos dias!
今月は風邪をひいたこともあり弟妹ブログ含め全然更新できていない…
今回はNHKの思い出・第22回。
ら抜き言葉
- 食べれる
- 掛けれる
- 耐えれる
など、本来は
- 食べられる
- 掛けられる
- 耐えられる
と表現すべきいわゆる「ら抜き言葉」を、NHKは20年以上前、かなり敵視していた。
その徹底ぶりは、「間違って使ってしまったら罰金を取る」ほどのものであり、当時放送していた「クローズアップ現代」ではそれを基金にして青森県のリンゴ畑に「ら抜きの木」と称して植樹したというエピソードが紹介されていた。
テロップも随時改変
ニュース等でのインタビューシーンのテロップなどでも、インタビュイーが「ら抜き言葉」を使っていたら随時「ら」を入れた表現に「手直し」されていた。
戯曲までもが作られる…
ニュース番組や「ことばテレビ」など、当時放送していた「ことば」に関する番組などでも「ら抜き言葉は間違っている」との「信念」を伝え続けたNHK。
その「信念」ぶりはのちに戯曲「ら抜きの殺意」(作・永井愛)が作られるに至った…
最近は「~していただく」という表現が気になる様子
最近は「ら抜き言葉」に対する「信念」は変わっていないものの、テロップ等の表現はそのまま「ら抜き」で表現するなど緩和された様子。
一方で、「~していただく」「~させていただく」など、「~してもらう」の代わりとしての「いただく」表現が気になるようで、こういう言葉が使われるとテロップでは「~してもらう」「~させてもらう」と手直しされることが多い。
それにしても、年末年始から、NHKもすっかり見なくなったなあ…
「ハートネットTV」位しか見ていない。
それでは。