NHKの思い出・第18回「『ワールドカップサッカー』中継」
こんばんは。
今回はNHKの思い出を綴ろうと思う。
今回は「ワールドカップサッカー」を綴る。
「ワールドカップサッカー」中継
「ワールドカップサッカー」…
言うまでもなく、「FIFAワールドカップ」のことである。
プロサッカーリーグ「Jリーグ」か開幕するなど、1990年代からわが国ニッポンではサッカー人気が高まっていた。
しかし、私がNHKを視聴しだした1994年の「ワールドカップサッカー」、残念ながら我らがニッポン代表は「ドーハの悲劇」でアジア地区予選敗退、本戦出場はならなかった。
それでも、サッカー人気が高まっていることからNHKは同年初頭に開催された「リレハンメルオリンピック*1」に続き、「内山俊哉」アナウンサーをメインキャスターに据えるなど、「ワールドカップサッカー」中継にも力を入れた。
そのときの番組オープニング映像がYoutubeにあったので紹介。
実は1990年代まではNHKの単独中継だった
さて、この「ワールドカップサッカー」、1990年代までは(「ジャパンコンソーシアム」という形でNHK・民放合同で中継がなされる)「オリンピック」と違い、NHKだけの単独中継だった。
むろん、ニッポン代表がようやく本戦出場を決めた1998年の「ワールドカップサッカー」フランス大会もNHKだけの単独中継。
ちなみに、このときのオープニングは珍しく歌(テーマ曲)のないものだった。
こちらの動画の1本目である。
www.youtube.comこのとき、ニッポン代表はグループリーグ全敗とまさに「洗礼」を受けるのだが、3戦目の対「ジャマイカ」戦においてゲスト出演していた「ラモス瑠偉」氏がいろいろと吠えまくっていたのが印象的だった。
そして2000年代から「FIFAワールドカップ」に…
その後、2000年代に入ると番組名も正式名称である「FIFAワールドカップ」に変更。
(上の動画の2本目以降で分かると思う)
また、オリンピック同様に、「ジャパンコンソーシアム」という形でNHK・民放合同でテレビ中継がなされるようになった。
しかし、2002年の日本・韓国大会においては、「ジャパンコンソーシアム」ですら全試合中継ができず、「スカイパーフェクTV(スカパー)」が全試合中継の権利を得たことが話題になった。
「スカパー」のみ全試合中継の権利を得たことは、「スポーツのテレビ観戦」が「地上波を中心とした『広くあまねく』型の観戦」から、「スカパーやケーブルテレビを用い、専門チャンネル契約をしてディープに観戦」という形にシフトしつつあったことを象徴づける出来事であった。
さて、1994年の大会はアメリカだったのだが、2026年にまたアメリカで開催されるようである。
カナダ、メキシコとの合同で。
www.soccer-king.jpそれではまた。
*1:同大会から、夏季オリンピックと冬季オリンピックが2年ごとに開催される形になり、冬季オリンピックはFIFAワールドカップと同年に開催されることになった。