NHKの思い出(30)NHKスペシャル「世紀を越えて」
おはようございます。
弟妹ブログで綴ったように、新しい年が明けようが関係ない。
終わりなき日常を生き、気づいたことをブログに綴るだけだ。
今回はNHKの思い出を。
NHKスペシャル「世紀を越えて」
あれは1999年初め。今から22年前。
NHKが超大型のシリーズ番組を放送することが発表された。
「世紀を越えて」
当時、21世紀を2年後に控え、「20世紀とは何だったのか」「21世紀はどうなる?」といった企画が新聞雑誌などで展開されていた。
それのテレビ版、といったところだろうか。
様々なテーマで未来を予測
番組は「政治」「経済」「科学技術」「環境問題」「女性の社会進出」など、社会の様々なテーマで「過去はこうだった。未来はどうなる?」を問う番組であった。
詳しい番組内容は例によって「ウィキペディア」にまとめられている。
私が印象に残っているのは農業・食糧問題の回においてアメリカの政府高官が、
「いまや日本を殺すには兵器はいらない。『食糧輸出を止めるぞ』と脅せばいい(意訳)」*1
と発言していたり、「国際連合の役割を問う」回においてはアフリカのとある国の大統領が、
「国連は先進諸国、超大国のための組織だ。我々アフリカ諸国にしてくれることといえば『トウモロコシの粉を配ること』と『死体を埋めること』だけじゃないのか?(意訳)」
と発言していたことだったなあ。
そして「あれ」を言い当てる…
番組は「テロ」についても言及していた。
今までは「戦争」といえば「国際紛争」あるいは「民族紛争」だったが、これからは国際ネットワークを組んだ狂信的な組織が世界各地で断続的に爆破など「テロ事件」を引き起こすかたちでおこなわれるだろう。そこには国境も民族もない、といった形で。
その後、世界は番組の言った通りとなった。
また、現在は「新型コロナウイルス」に世界各地が悩まされているが、このような「新型ウイルスの恐怖」についても番組は言及していた。
それにしても、このような大型シリーズをNHKスペシャルはやらなくなったなあ
それにしても、最近のNHKスペシャルは1年以上に及ぶ大型シリーズをちっとも放送しなくなったなあ。*3
今度「森七菜」氏をナビゲーターとして環境問題を考えるシリーズ「2030 未来への分岐点」を放送するらしいが、これもたった3回らしいし。
そんじゃまた。2021年もよろしく。