スポーツイベントの「すごい一体感コンテンツ化」の裏には「震災」がある…
こんばんは。Buenas noches!!
前回、ワールドベースボールクラシック(WBC)の2006年大会においてイチロー氏が韓国チームの態度に不快感を示し、それが各種メディアで「拡散」されて「嫌韓」の醸成が決定的になったことを綴ったが、その当時のワイドショーにおいて、
「イチロー氏は自分自身だけのために戦っているのではない、自分の裏に『日本国民の思い』を背負っているからあんな態度をとったのだ」
という伝え方をしたんだよねえ。
で、そういう考えに至ったきっかけとして、
「阪神淡路大震災」
を挙げた。
当時「旧オリックス・ブルーウェーブ」の一員だったイチロー氏。
「自分たちは震災復興のシンボルだ。自分たちの戦いの裏に、被災者たちの思いを背負っているのだ」という思いを抱いていたことは容易に想像できる。
そういえば2011年のサッカー女子ワールドカップでは日本代表「なでしこジャパン」が優勝したのであるが、決勝戦前日にチームの監督が「東日本大震災」の映像を選手たちに見せ、
「お前たちの戦いの裏には震災の被災者、そして日本国民たちの思いがあることを忘れるな!」とげきを飛ばしたという。
いずれも震災をきっかけに、わが国日本におけるスポーツイベントが「すごい一体感コンテンツ」になっていったんだよなあ…
ゲーム音楽屋*1による震災復興ソングが流されたりしてねえ…
そして「アジア周辺諸国は大震災の発生を大変喜んだ。なんて卑劣な連中だ」とディスることも忘れなかった。
そして昨日は羽生結弦氏のパレードがわざわざNHKによる中継までされて実施されたり…
羽生氏はもはや現代の「震災復興のアイドル=偶像」になってしまったなあ…
そして東京オリンピック2020も「震災復興」をアピールしているものなあ…
それでは。