皆様は、「ソフィーの世界」を覚えていますか。
こんにちは。
本日はクルシミマス…じゃなかったクリスマスイブです。
さて、皆様は「ソフィーの世界」を覚えているだろうか。
(現在は新装版が2011年に登場しているようです。)
この本が不気味とも思えるブームとなっていたのは、私が高校を卒業し、大学に入学したころだったかなあ。1990年代後半だった。
ところで、「ソフィーの世界」の発行元は「NHK出版」である。
いうまでもなく、日本の自称「公共放送局」、NHKの「子会社」である。
現在のスクウェア・エニックスが「月刊少年ガンガン」で、コーエーテクモゲームスが「歴史小説」でそれぞれ「総合出版業」に乗り出したのも1990年代だった。
両社と期を同じくして、NHKも「ソフィーの世界」で総合出版業に乗り出したのは実に興味深い出来事だった。
三社とも、「総合出版業」に乗り出す前から、出版業は営んでいた。
スクエニとコーエーテクモは自社ゲーム作品の公式ガイドブック*1、NHKは主に教育番組や語学番組などのテキストや「連続テレビ小説」「大河ドラマ」などのガイドブックを発行していた。
その後、NHKは新書シリーズ「生活人新書」もリリース。
あの悪名高き「ゲーム脳の恐怖」も同シリーズから発売されている。
以上に挙げた三社以外にも、2000年代に入ってからはソフトバンク*2や富士通系列の「FOM出版」などIT企業が出版業に乗り出すケースが見られた。
こうしてみると、出版業とはなんともフリーダムだなあと思ったりする。
そう言えばNHKもスクエニ同様に漫画雑誌を発行する計画があったんだっけ。
「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを手がけたことで知られる「安彦良和」氏の歴史漫画を目玉コンテンツにする予定だったと記憶している。
それでは。