明日は世界禁煙デー。しかしわが国は本当にヤニ臭い。
こんにちは。今回はものすごく長くなります。
しかし日本では同じWHOが定める「世界エイズデー*1」などのようにほとんどイベントがおこなわれない。
それに、WHO本来のそれとはかけ離れたスローガンを厚生労働省が定めることももはや定番と化した。
そしてそれは今年も同様。
こちらのサイトで紹介されているのだが…
WHO本来のスローガンは
Get ready for plain packaging*2
なのだが、日本では…
「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子どもたちを守ろう」
一体なぜたばこの販売方法について言及している本来のスローガンから、受動喫煙から子供を守ろうなどという話になってしまうのだろうか。
それは日本のたばこ会社「JT(日本たばこ産業)」が、実質財務省の管轄にあるから。
具体的に言えば、JTの大株主が財務省なのである。
当然、財務省は各省庁の上に置かれる組織だ。
厚生労働省と言えど、たばこの有害性について強く追及することができないのが現状なのだ。
ゆえに全体的に総花的な、情けないスローガンになってしまうのだ。
それにしても、わが国は本当にヤニ臭い。
実質財務省子会社のJTも、いまや「フィリップ・モリス」「BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)」と並ぶ世界有数のたばこ会社となり、海外の中堅クラスのたばこ会社を次々と買収している。
また、飲料部門をまるごとサントリーに売り渡すなど、「俺はたばこ専業で行く!」と言う態度でなんとも漢らしい。
で、JTの在り方を批判するなどした要人はたちまち失脚している。
神奈川県知事時代に総合的なたばこ規制政策を実施しようとした松沢成文氏は結局知事の座から陥落した。
国会議員時代、東日本大震災に際し「財務省はJT株を手放し、その売却収入を復興予算に充てるべきではないか」と主張した舛添要一氏は、東京都知事の現在、あんなことになってしまっている。
それにしても…
など、たばこ嫌いたちにとってわが国は本当に住みづらい所である。
あと、フィリップ・モリスの代表的なたばこで、わが国でも愛用者の多い「Marlboro」。
これのね…
- 一寸先は闇光
- 木を見て森を見ず森も見る
などというキャッチコピーは日本語への侮辱・虐待だと思うぞ。
日本語を愛する国語学者たちはなぜフィリップ・モリスに抗議しないのか。
それにしてもたばこというアイテムは、
「万能『ながらアイテム』」
だわね。
食事中にもたばこ。
料理中にもたばこ。
トイレ中にもたばこ。
ゲーム中にもたばこ。
セックス中にもたばこ。
etcetc…
たばこに代わってスマホゲームなどがライバル視されていたが、これをやっている最中にもたばこは燻らせられる*5のよね。
本当にすごいアイテムだわ。
たばこの広告が諸外国と比べてあふれまくっており、たばこ好きたちの声が大きくて、たばこ規制もほとんどおざなりレベルのわが国。
外国人観光客へのアピールに、
「たばこ好きたちに優しい国・NIPPON」
とするのはいかがでしょうか。観光庁さん。
それではまた。うちは父親に弟、いとこなどがたばこ好きだ。