私とゲーム・第五回「ひどいゲーム情報番組への憤怒」
おはようございます。朝から暑い。
第五回「ひどいゲーム情報番組への憤怒」
当時、私がゲーム情報に接する媒体は雑誌のほかにテレビ番組もあった。
私が覚えているのは「大竹まことのただいまPCランド」「ファミっ子大作戦」「スーパーマリオクラブ」(いずれもテレビ東京系)。
今回は「ファミっ子大作戦」とその顛末について綴る。
この番組は、主に「新作紹介」「攻略法の紹介」「スコアアタック大会」「人気ランキング」の4つで構成されていた。
新作や攻略法紹介では「名人」と呼ばれる各ゲームソフト会社の広報担当者が出演していた。高橋名人になぞらえたのだろうか。
その面々がかなり面白く、現コナミデジタルエンタテインメントの担当者は「パオリスタ・ペドロ・杉っちょーネ」という名前で笑った覚えがある。
一方で、光栄の「松井名人」は、「シミュレーションゲーム(ストラテジーゲーム)」とは何かについて熱く語っていたのを覚えている。
この番組の劣化が始まったのはタイトルが「The・ゲームパワー」になってから。
「ファミっ子大作戦」「同大集合」までは、さすがに任天堂などハードメーカーの参加はなかったものの、カプコンやスクウェア、エニックスなども姿を見せていた。
しかし、「The・ゲームパワー」になってから、参入メーカーの顔ぶれが変な方向に行くことになる。
「カルチャーブレーン」を筆頭に、「ケムコ」「バンダイグループ*1」「トンキンハウス」「ISS」など、聞いた事のないメーカーが占めることになった。
カプコンやエニックスなど、人気のあるメーカーは姿を消した。
出演者も覚えている。
司会は江戸家小猫*2、アシスタントは名前は忘れたが、日本ファルコム*3の人気ゲーム「Y's(イース)」のヒロインキャラ「リリア」になぞらえたミスコンテスト最優秀賞に選ばれた人だということは覚えている。
あと、桂竹丸という人もいたっけ。やけに落語家、寄席芸人が多かった。
人気ランキングもめちゃくちゃ。
番組参入メーカーしかランキングに載っておらず、「何でこれが人気ランク1位なの?」と疑問に思わざるを得なかった。
ここでもカルチャーブレーンは目立っていた。
私はこんないい加減な番組は見る必要がないと憤慨し、見るのを辞めた。
その後、この番組は「ゲーム王国」「ゲームJOCKEY」へと番組名を変えたらしい。
次回は逆に素晴らしかったゲーム情報番組について綴る。
それにしても、タイトーがスクウェア・エニックスに喰われ、ハドソンがコナミデジタルエンタテインメントに喰われるなど老舗すら消滅しているというのに、カルチャーブレーンがいまだに健在なのが不思議だ。*4