NHKの思い出・第16回「お話でてこい」
おはようございます。¡Buenos dias!
最近綴っていなかったシリーズ連載「NHKの思い出」を綴る。
お話でてこい
♪でーてこい でてこい でてこい
♪でーてこい でてこい でてこい
♪おななしでてこい おはなしでてこい
どんどこどんどこ でてこいこい
21世紀に突入したころ、私はうつ症状に陥った。
そんなうつ症状に悩まされていたころ、癒しになっていたのが「気象通報」だった。
当時、「気象通報」は1日3回の放送で、午前9時10分、午後4時、午後10時に放送されていた。
「でーてこい…」の歌が流れてくるのは、午前9時10分の放送が終わったあとだった。
21世紀のラジオ放送としては昔の録音から持ってきたのか音源がチープだった。
まるで「紙芝居屋さん」
その番組名は「お話でてこい」。
人気俳優・声優たちが子供向けの物語(童話)を朗読する。
雰囲気としてはまるで「紙芝居屋さん」がラジオを通じてやってきた、という感じだ。
朗読も、まさに紙芝居屋さんのそれであった。
しかしアップデートがほとんどされていない…
しかしこの「お話でてこい」、番組内容の「アップデート」がほとんどされておらず、古い音源のままでずっと放送を続けている。
そしてそれは現在も続いている。
主な朗読担当者は全員亡くなった…
公式サイトの「主な出演者」を覗いてみると…
上の3氏は2000年代に亡くなられている。
そして藤田氏も、昨年末亡くなった。
私は思うのである。
これからもこの番組は、亡くなった方々の音源を使い続けるのだろうか。
後を引き継ぎ、「アップデート」できるに足る俳優・声優はいないのだろうか。
あるいは合成音声で読み上げるのか。
本記事の最初に取り上げた気象通報のように。
♪どんどこどん どんどこどん どんどこどんで さようなら
それでは。