もういい加減に高校野球をリーガエスパニョーラばりに報道するのをやめろ。
こんばんは。
さて、今年の夏の高校野球の代表チームが出そろった。
テレビやその他メディアでは相変わらずたかが高校生たちの野球大会をまるで「UEFAチャンピオンズリーグ」か、このたとえが悪ければ「リーガエスパニョーラ」ばりに報道している…
本当にいい加減にしろ。
勘違いしないでほしいが、私は選手たちが目標に向かって闘っているさまを批判するのではない。
たかが高校生なのに、まるでトッププロの選手並みに取り上げて「煽る*1」のが本当に正しい「スポーツジャーナリズム」なんですか、ということだ。
そもそも学校の部活は教職にとってブラック職場
先週の土曜日、NHKの「ニュース深読み」という番組で、「部活動のありがた」が議論された。
とりわけ公立校の部活動で監督とか指導者として活動している「顧問」の教師はほとんど自腹で活動し、報酬もほとんどないと言われている。
「生徒たちの自主的な課外活動」という形をとっているので学校側からの経済的支援はほとんどない。
まさに無賃労働、ブラック職場といっていい。
私立の学校はほとんど問題はないだろう。「顧問」はみな専門家を特別待遇で招待しているのだから。
問題は公立だ。
もう公立の部活動は解体して、地域スポーツクラブやカルチャークラブで活動させては?
番組で議論されている席の後ろで議論の要点をまとめた「グラフィックレコード*2」の中に、「地域クラブに任せてしまえばいいのでは」という絵があった。
私も全くその通りだと思った。
Jリーグの各球団のような「プロ球団(クラブ)の下部組織」や、地域スポーツクラブが中高生クラスの選手を育成する。
公立学校に通っている人たちはこちらで練習をすることになる。
実際、サッカーでは私立高校のチームとJリーグ球団下部組織が合同で戦うサッカーリーグがある。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会
野球もさあ、もうほとんどプロ並みの指導をされている「私立高校」が大半を占めているんだし、公立高校はもう部活動をやめて地域のチームに任せればいいではないか。
無知な私の持論で申し訳ないが、その際は各地方独立リーグ*3加盟チームが下部組織を作るのがいいのではないか。
とにかく高校野球だけ「偏向報道」するのをやめろ
高校のスポーツはもちろん高校野球だけではない。
高校スポーツの祭典「インターハイ(全国高校総体)」がある。
なぜこれを「オリンピック並みの形で」報道しないのか。
本当に不公平だよ。
本来、高校野球もインターハイの一種目で開催すべきなのに。
一つ思い浮かんだのは、「インターハイ」は各都道府県持ち回りのためにしんどいのではないか、ということ。
東京や大阪のような大都市部はまだましかもしれないが、青森や鹿児島などは交通アクセスの面で相当問題だろう。
一方で高校野球は「甲子園球場」という、交通アクセスが格段にいい試合会場でおこなわれるため、「得」をしているのだと思われる。
いやあ、本当に思う。
以上。Nos vemos!!