なぜ、プロスポーツ選手は「所属」をするのか。
おはようございます。Buenos Dias!!
先日、体操競技のプロ選手となった内村航平氏が、長崎ちゃんぽんチェーン「リンガーハット」に「所属」することが発表された。ただ、「所属」といっても、当該企業の「社員」になるわけではない。
フィギュアスケートの羽生結弦氏や、卓球の福原愛氏はともに「ANA」の「所属」だが、空港その他で業務をするわけではないのと同じだ。
ではなぜ、この手の「所属」が必要なのか。
それはわが国独特の事情がある。
何らかの企業に「所属」していないと、住宅やローンその他の契約ができないからだ。
これらの契約申込書には、必ずといっていいほど「勤務先*1」を書かなくてはならない。
たとえトッププロのアスリートであっても、「勤務先」がなければこの手の契約はほぼ不可能に近い。
この「所属」は、まさに「勤務先として記入ができるようになる」ことに他ならない。
しかし本当にわが国はいろんな面で面倒くさいと思う。
お役所への届け出も和暦で書かなくてはならないし…
それではまた。
*1:「職業」ではない。具体的な業種や所在地も必要になる。