本日の一言。
おはようございます。
今回は久々に本日の一言を。
(前略)この際はっきり言ってしまいますが、今の日本の高齢者は年金をはじめとした高齢者福祉でお金をもらい過ぎなんですよ。
(中略)そんなに余裕のある高齢者に年金をあげる必要って…ないですよね。
ありませんよ!もちろん高齢者も超金持ちと貧困者に二極化していますから、高齢の貧困者にはあげなくてはいけませんが、2~3億円もするマンションを、相続税対策でポンと買ってしまう人に支給する必要なんかない。
これは、前回紹介した本からの引用で、萱野稔人氏と雨宮処凛氏の対談の部分*1だが…
はっきり言って大きな違和感を覚えた。
両者とも尊敬しているお二方であるが、この本のコンセプトは「高齢者は恵まれ過ぎだ。虐待されているのは俺たち中年層だ!」というものだから、こういう物言いをしてしまっているのか。*2
「Wedge」という痛い雑誌*3からの引用まで持ち出しているのもなんだかなあ…と思う。
そういえばあの「在日特権撲滅」をわめいている連中*4も中年層が多いんだよなあ。
「高齢者」を「在日」に入れ替えたらお二方の語っていることはそのまま連中の主張になってしまう。
これが私の抱いた大きな違和感だと思う。
ちなみに、私の両親が受け取っている年金の額は合わせて月額15万円*5である。
はっきり言って少ない。
これでももらい過ぎなんだろうか。
この前、NHKスペシャルで「老人漂流社会」の最新作が放送されていた。
NHKスペシャル | 老人漂流社会団塊世代 しのび寄る“老後破産”
ここでは、私の両親も含まれる「団塊世代」の経済状況は二極化しているということが語られていた。これを見てもやはりお二方は「高齢者は恵まれている!!」というのだろうか。
まあ、私や、萱野・雨宮両氏の世代は本当に痛めつけられた世代であることは間違いないのは確かである。
痛めつけられても「認定された社会的弱者」になれなかったのが一番大きい。
ゆえに私は(ある高齢HIKIKOMORIブロガーへの提案という形で)「何か社会的弱者に認定されることを目指そう」と言っている。
それではまた。