音楽もそうだけど、ゲームソフトも実物ソフトなしの時代になった。
こんにちは。暑いですね。
台風が近づいているらしいけど、こっちは午後になって晴れてきた。
さて、一昨日のNHK「クローズアップ現代」では、音楽メディアの変遷についてというのがテーマであった。
いまやCDなど、実物ソフトを通してではなく、ネットを通じてパソコンやケータイなどに保存することが音楽に接する手段の主流となった。
番組では、そのネット配信サービスの新しい形が、業界に及ぼした波紋について放送された。
この放送で私が着目したのは…
「昨年のCD売上トップテンの9割が某アイドルグループ*1」
ということだった。
そりゃそうであろう。
CD一つ一つに握手券やらイベント参加チケットやらつけているのだから。
実は、ゲームソフトも似たような状況である。
さすがに某アイドルグループ独占というようなことはないが、もはやゲームソフトもネットで買って*2本体ストレージか、SDカードなどに保存するのが主流だ。
それに、今のゲームソフトには説明書*3がついておらず、ゲーム内起動メニューにある「電子説明書」になっている。
ゲームソフトの説明書…
私にとって説明書はただのゲーム概要を説明するだけではない、一種の「読み物」であった。
ストーリーやキャラクターの設定、時には製作スタッフのぼやきなども見れたのだ。
しかし、電子説明書になってからは、特に任天堂系ハードのそれは全編「ロダンNTLG」フォントだらけの無機質なものになった。
プレステ系のそれはまだ説明書としての在り方を保ってはいるが。(信長の野望創造や討鬼伝もそうだった)
で、音楽メディアとゲームメディアの共通点に話を戻すと、某アイドルグループのCDと同様、実物ゲームソフトの存在価値もまた、付属のグッズやらサントラ盤やらを買わせることくらいしかなくなってしまっている、ということ。
あるゲームソフトのシリーズなど、「同じ」ゲームソフトを付属特典の中身だけを変えて何度も販売していると聞く。*4
この各種特典が、先ほど綴った「読み物としての説明書」の代わりを果たしているともいえる。
私自身、音楽もゲームもネットを通じて買うようになった。
だって実物のソフトを買っても実物「ならでは」の楽しみがないのなら、無駄に部屋のスペースをとるだけではないか。
それではまた。
<追伸>