私が「ストラテジーゲーム」という呼称を使う理由。
こんにちは。
今回は弊ブログで「ストラテジーゲーム」という呼称を使う理由について述べる。
私はストラテジーゲーム(軍事戦略ゲーム)が好きだ。
「信長の野望」「大戦略」「ファミコンウォーズ」「ファイアーエムブレム」などなど。
かつて、これらストラテジーゲームは「シミュレーションゲーム(SLG)」と呼ばれていた。
80~90年代に存在していたゲーム情報誌「マル勝ファミコン(後にスーパーファミコン→ゲーム少年に改題)」のコラム「SLG見聞録」はもっぱら「シミュレーションゲーム=ストラテジーゲーム」として扱っており、当時スーパーファミコンで話題になっていた経営シミュレーション「シムシティ」すら取り上げられなかったと記憶している。
中には「シブサワ・コウ」こと光栄(現コーエーテクモゲームス)の経営者の方の連載コラムもあった。
しかし90年代中盤以降、先述の「シムシティ」をはじめ、軍事戦略以外のシミュレーションゲームが登場すると、「シミュレーションゲーム」というジャンルは混沌を極めることになる。
軍事に経営、恋愛、はては電車や飛行機操縦、パチンコパチスロに対しても「シミュレーションゲーム」という呼称が使われてしまうことになった。
実際、PS storeで「シミュレーションゲーム」というジャンルを調べてみると、かつて私が親しんだ「ストラテジーゲーム」よりも、いわゆる恋愛もの、「ギャルゲー」の率が高くなっている。
もっとも、ここまでストラテジーゲームが落ち込んでしまったのは、かつて「大戦略」などを生み出していた「システムソフト・アルファー」が「クソゲーオブザイヤー」の常連になり、またコーエーテクモの「三國志」最新作が悲惨な出来になってしまっているなど、ストラテジーゲームの作り手たちが劣化してしまった点もある。
いまや洋ゲー「Civilization」がストラテジーゲームの代表になってしまっている。
「シミュレーションゲーム=ストラテジーゲーム」として育った世代としては、悲しい限りだ。
それではまた。